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勝山記 105-106

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勝山記 105-106

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No.9354 勝山記 105-106

投稿日:2025年11月27日23時24分

表示回数:41

投稿者:冨士御室浅間神社 場所: 作成日:2015年12月16日16:57 勝山記
作品データ:Canon-Canon-PowerShot-G1-X / 15.1mm(35mm:) / F5.6 S1/60
 大麦ヌケ候テ一向無御座候、此方ニ不限大原モ
 カイソン無御座候、此春モ皆人餓死致候テツマル
 事無限、此年マテモ甲州ト相州ノ取合不ス止マ、
 小麦ノ草サヲイハ能ク御座候、此年ノ十月十二日ノ
 夜須走殿ハカ殿談合候テ、上吉田ヘ夜
 懸ヲ被成候、然ハ一宿ノ方々由断候テ、悉ク打
 殺候、又此年ノ五月十六日ノ夜新宿ヲ夜懸ニ
 被至候、吉田宿中ノヲトナ衆ハ下吉田河原ニ
 在所被成候、其後武田殿氏縄和談候テ
 吉田へ御帰リ候ヨリ下吉田平次郎御供也

○天文八年己亥
 此ノ年モ未タ両国ノ取相不ス止マ、然秋世中半分

 此年道者ヲ下吉田ニテ御ツケ候、法花堂ニハ
 関ヲ取リ、宿ヲ取リ被申候、在所ノ六ケ敷御座候
 事無限、此ノ年ノ冬ハアタゝカニ御座候テタミモ喜ヒ
 申候、此年極月十五日ニ大風吹キ候テ大水
 出テ候、此年ノ拾月小林形部左衛門殿松山ヲ
 御立候、大原福貴此方ハケカチト見ヱ候

○天文九年庚子
 此ノ年ノ春ハ賣買ヤソシ、殊更ニ大麦十分ニ
 越シ候、賣買ハ六升小麦ハ二升五合カイ申候
 五月六月大雨フリ候テ世中サンサン二候處又
 八月十一日ノ暮程ニ大風吹キ候テ亥尅マテ
 三時吹キ申候、大海ノハタハ皆浪ニ被引、山家ハ

画像管理者勝山記からコメント

大麦が抜けてまったく無く、こちらに限らず大原も
皆損亡していた。この春も人々は皆、餓死して倒れ、
尽きることがなかった。この年まで甲州と相州の争いは
やまず、小麦の草はよくあった。
この年十月十二日の
夜、須走殿・羽賀殿が談合して、上吉田へ夜襲を
かけた。すると一宿の方々が油断しており、ことごとく
討ち殺された。またこの年五月十六日の夜、新宿へ
夜襲がなされた。吉田宿中の年寄衆は下吉田河原に
退いた。その後、武田殿と氏綱が和談し、
吉田へ帰還した折、下吉田平次郎が供をした。

○天文八年己亥
この年も、まだ両国の争いはやまず、しかし秋は世の中半分であった。
この年、道者を下吉田にて取り締まり、法華堂には
関を設け、宿を取らせた。在所は困難であったことが
限りなかった。この年の冬は暖かく、人々も喜んだ。
この年、極月十五日に大風が吹き、大水が
出た。この年の十月、小林形部左衛門殿が松山を
立てた。大原の福貴はこちらは欠乏しているように見えた。

○天文九年庚子
この年の春は売買が安く、とりわけ大麦は十分であった。
売買は六升、小麦は二升五合であった。
五月・六月に大雨が降り、世の中は散々であったところ、
また八月十一日の暮れ頃に大風が吹き、亥の刻まで
三刻吹いた。大海の浜は皆、波に引かれ、山家は
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