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勝山記 135-136

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勝山記 135-136

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No.9371 勝山記 135-136

投稿日:2025年11月27日23時28分

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投稿者:冨士御室浅間神社 場所: 作成日:2015年12月16日17:04 勝山記
作品データ:Canon-Canon-PowerShot-G1-X / 15.1mm(35mm:) / F5.6 S1/60
 皆ナ無御座候、家ヲ皆ナ吹キタヲシ
 人馬ヲ悉ク打殺シ申候、吉田ハ
 千間ノ在所ニ直クナル家一モ無御座候
 大竹屋ノ内義ヲ打殺シ申候、同ク子モ
 死ニ申候、此ノ年八月下浅間ノトリ
 イコロヒ申候、此ノ年河尾リマルヒ〔丸尾〕取り
 アケ森ノ下へ水ヲナカシ申候、
 此年ノ拾月信濃ノ千久殿ヲヤ子
 三人以上八人大原ノ嶋ヘナカサレ給フ
 大原地下衆三人番ニ被成守リ申候
 此年冬雪キフラス、路次一段能ク御座候
 此ノ年餘リニ暖儀ニ御座候テ芋ヲイ

 申候事無限、皆々アナヨリ取出シ
 候テ一両日サマシ申候テ又穴へ取入申候
 此ノ年ノ極月甲州武田ノ晴信様ノ
 御息女様ヲ相州ノ氏安ノ御息
 新九良殿ノ御前ニ被成候、去程ニ
 甲州ノ一家国人色々ノ様々ノキラメキ
 惑ルハノシツケ、惑ルハカイラケ、惑ルハ
 カタノシツケ、惑ルハキンフクリン〔金覆輪〕ノ鞍ラ、
 コシハ十二丁、ヒキメノ役ハ小山田弥三郎
 殿被食候、御供ノキハ甲州ヨリ
 三千キ、人数ハ一万人、長持四十
 二丁承取り渡ハ上野原ニテ御座候
画像管理者勝山記からコメント

 皆、無かった。家はすべて吹き倒され、
 人馬はことごとく打ち殺された。吉田は
 千間の在所で、無事な家は一つも無かった。
 大竹屋の内義を打ち殺し、同じく子も
 死んだ。この年八月、下浅間の鳥居が
 転倒した。この年、川の流れを丸尾取り
 上げ、森の下へ水を流した。
 この年十月、信濃の千久殿の子
 三人以上八人が大原の島へ流された。
 大原の地下衆が三人番として守った。
 この年の冬は雪が降らず、道は一段と良かった。
 この年はあまりに暖かく、芋が生え、

 生じることが限りなかった。皆、穴から取り出し、
 一両日さらして、また穴へ入れた。
 この年の極月、甲州武田の晴信様の
 御息女が、相州の氏安の御子
 新九郎殿の御前となった。そうして
 甲州の一家・国人のさまざまなきらびやかさ、
 飾り立て、飾り解き、
 肩の飾り、金覆輪の鞍など、
 輿は十二丁、引目の役は小山田弥三郎
 殿が務めた。御供は甲州より
 三千騎、人数は一万人、長持四十
 二丁、受け渡しは上野原にて行われた。
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